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【イベントレポート】FlicfitのサービスをテーマにAWS Summit Tokyoで登壇をしました

こんにちは、Flicfit広報担当の篠崎です。

2018年5月30日〜6日の1日で開催された「AWS Summit Tokyo」のスタートアップトークセッションにて、弊社リーディングエンジニアの張が登壇しました。

Flicfitでは、靴の内寸と、足を3Dで計測する技術と、それらをマッチングさせるAIアルゴリズムの技術を活用して、店頭でお客様に合った靴を提案するサービスを提供しています。

今回は、AWS様よりスタートアップの特別なトークセッションにご招待いただき、Flicfitのサービス紹介とAWSをどのように活用してサービスを構築しているのかを15分程度のセッションでお話させていただきました!

 

スピーカー張のご紹介

中国の有名技術大学を卒業後、日本の電機メーカーに参画し、技術スキルやナレッジのみならずプロジェクトマネジメントスキルを習得。その後Flicfitのサービスに興味が湧いたことをきっかけにジョイン。現在はプラットフォーム基盤開発を中心としたリーディングエンジニアとして活躍をしています。

 

3Dデータを活用し、実店舗の体験を貴重なものとするヴァーチャル試着サービスを提供

Flicfitは足の3Dデータ、靴の内寸の3Dデータを収集・活用して靴選びの課題を解決します。

同じサイズ表記でもメーカーによってサイズ感が違うために、合うと思って履いた靴が合わない。結果、靴を買うのには時間が掛かる・・・・。

そんな課題を解決するために、弊社ではフットデジタイザ(足の計測デバイス)とシューデジタイザ(靴の計測デバイス)を開発し、お客様の足と対象となる靴の3Dデータを計測し、それらをアルゴリズム(AI・機械学習)で解析し、履き心地の良い靴を提案できるサービスを開発しています。

サービスを実現するための、Amazon Web Service の活用方法

弊社では、今後デジタイザの供給計画や、提供予定のユーザーアプリケーションからもたらされるサービスへのアクセス、それらを支える信頼性の高い運営基盤、また個人情報の保護に耐えうるセキュリティ基盤の確立など、サービス運営にかかわる多くの技術的課題が存在します。

また同時に、少数精鋭のチーム構成であるがゆえに、効率的な運用体制の確立も必要となり、それらを解決する手段としてFlicfitではAWS(Amazon Web Services)の活用し、それらの課題を解決しています。

 

Flicfitのサービス構成

Flicfitのサービスは、「Portal Fit」(ポータルフィット)の構想の下、ユーザの靴選びに新しい体験を提供するために3つの入り口を用意しています。

  • フットデジタイザ(足の3D収集デバイス)
  • シューデジタイザ(靴の3D収集デバイス)
  • トリルアプリ(自身の3Dデータを保管するアプリケーション)

これら3つの入り口から収集される3D計測データと、それらに付属する必要定義情報を、当社では「Tril(トリル*[1]」と呼び、そのTrilを収集・解析・蓄積しているプラットフォームとして、AWSの各種サービスを利用しています。

*[1] Tril(トリル)とは、3Dデータと、個人データ(足の場合)/ 靴のデータ を 紐づけた情報を指し、靴選びを行うときに必要となる全てのデータを有するカルテデータを総称しています。

プラットフォーム・基盤としてのAWS

「Portal Fit」より収集された3Dを含む各種データは、Docker コンテナレジストリ Amazon ECR、もしくはAmazon API Gatewayを介したLambda上で処理され、Flicfitのデータビジネスの中核をなすセントラルデータベース Amazon Aurora RDSに保管されます。

Flicfitでは日本での展開後は海外での事業拡大も視野に入れているため、クラウドサービスが全世界で使えることはもちろん、データベースがリージョンフリー(リージョンシェア)で活用できることが重要となり、セントラルデータベースに求める要件は可用性のみならず、横展開に対する柔軟さも必要となります。

また、それらFlicfitが対象とする地域すべてからの大量のアクセス処理や、一時的な負荷増大にもシームレスに対応する必要があり、またサービスを継続的(無停止)に提供する必要性があるため、サーバーをプロビジョニングしたり管理しなくてもコードを実行できるコンピューティングサービスとしてLambdaを採用、Auto Scalingも随所に活用しています。

またLambdaでは対応しきれないケース、例えば本サービスのコアアルゴリズムとなる3Dデータの変換や解析・分析、それらの格納にかかわるロジック部では、Amazon ECR(Amazon Elastic Container Registry )を活用。コンテナレジストリを動かすためのインフラストラクチャの運用やスケーリングが不要であることで、安全な運用環境の構築・シンプルなワークフローが実現され、人手を介する作業が軽減されることによるリソースコストの削減にも寄与させています。

DevOpsの観点からも、テスト、ビルド、デプロイといった今まで開発担当者が行なっていた作業をオートメーション化することで、属人的な運用やヒューマンエラーを防止する必要があり、AWS Codeシリーズも採用。継続的デリバリーと継続的インテグレーションとしてCodePipeline(ビルド: AWS CodeBuild、テスト: AWS CodeBuild、デプロイ: AWS CodeDeploy )を導入し、クラウドインフラストラクチャリソースのモデル化とプロビジョニングの自動化を目的としてAWS CloudFormationによる統一管理を実現。サービス全体の信頼性を高めることで開発者も運用者もシステムの見える化が実現されています。

加えて、確実な運用保守の実現と課題の可視化のため、ログ分析、フルテキスト検索、アプリケーションのモニタリングツールとしてAmazon Elasticsearch Service、またそれに組み合わせて、Kibana、File-beatとLog-stashを導入し継続的なオペレーション体制を確立することで、Flicfitサービスの確実な成長を支えています。

一方で、個人データを含む人体メジャメントデータを収集していることの重要性と責任を認識し、高い情報セキュリティの確立も同時に推進しております。

 

これからのFlicfitとAWS

AWSのサービスの活用により、導入コストを大きく削減しながらも、高いシステム要件をクリアする環境を構築することができています。今後は、これまで行ってきたプラットフォーム開発から、より業務的・研究的な要素となるアプリケーションロジックを主体とした開発に推移し、より多くの方々の高い満足度を得るための精度の高いマッチングアルゴリズムの確立を行うことが目標と考えています。

  1. 完全な3Dデータマッチングアルゴリズム開発
  2. 足の流体力学的特性に関する研究開発
  3. 3Dデータ間におけるフィッティングアルゴリズム(AI・機械学習)の精度向上

今後とも、Filifitのサービス展開にご期待をくださいますよう何卒宜しくお願い致します。

 

登壇の様子をAWS様にtwitterでライブ&インタビュー配信していただきました!

 

また当日は、フリックフィットを代表する2つのプロダクト

「シューデジタイザ」と「フットデジタイザ」を展示し、たくさんの方々に体験をして頂きました。

 

 

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